専門学校を卒業し、社会に出て美容室に就職しました。
(実は美容師ってずっ〜と働いているんで社会をあんまりわかってないんですよ)
でですね、22歳の時に今面倒を見ていただいている奥様と結婚するわけです。
男が嫁さんを貰うには、ちゃんと家を用意しとかないとあかん。
ということで、わたしはしみったれなもんで新築一軒屋ではなく、中古マンションを35年のローンで購入し、結婚しました。
(35年って長過ぎるでしょって話ですが・・・)
それから23歳の時に一人目の赤ちゃんを授かり、26歳の時に二人目の赤ちゃんを授かり、猛烈に美容師として働いていました。
お世話になっていたお店で、歴代で一番最年少でスタイリストになったり・・・
(決して、自慢ではありません)
でもね、年々自分で使えるお金が少なくなり、お給料も残念ながら低いんです。
周りの友達と比較しても、まじで・・・っていうくらいでポタポタと涙がでてくるんです。
『なぜなんだ〜』ってね
『絶対世の中がわるいんだ〜』ってね。
(自分が一番悪いんですけどね)
でもね、そんななかでも美容師を辞めたいなと思ったことは一度もありませんでした。
『いつか自分で店できるように!!!』
とそれだけでモチベーションをあげていました。
今だから言えるんですが、
休みの月曜日は、当時知り合いで家の外壁業の方がいてたので、日給を稼ぎに働かせていただいていました。
親方『おーい、はよもってこい』
私『はい〜』
といいながら、せっせせっせと家の外壁ボードを運びまくっていました。
猛烈に体を動かして食べる弁当も格別に美味しいんですけどね。
それでも、休みの日だけの仕事では足らない・・・
と、
次はまた知り合いに介護の仕事をしている人がいましたので、その紹介で仕事が終わってから夜勤の仕事もしていました。
いったいどれだけオムツを交換したことか・・・
体の不自由な方の介護も優しい心を持てて、とても良い経験になりました。
そんな経験をし、ずっと美容師をしていたある日。
『こんなことしてたらあかん、家族もお客様ももっと幸せにするため、なっていただくために自分のお店を持って、美容師だけを徹底的にしなければ』
と、2013年3月27日の28歳の春に起業いたしました。
これからも大きい美容室に潰されないよう、細々と頑張りたいと思います。
『あそこのお店、安くはないけど、私あそこの美容室でしかダメなのよね』
そう言ったお言葉をお客様に言っていただくのが、私の一番の幸せです。
いつもありがとうございます。
感謝